7月12日 18:30~大多喜町中央公民館で、移住者懇談会を開催いたしました。
移住者の皆さんや関係機関を交え、熱心な議論のため、終了が21:30になりました。
その内容を掲載いたします。
移住者や移住希望者、地域が元気になるためのご意見をお聞かせいただけましたら幸いです。
大多喜町内の移住や空き家に関するご相談を受付けております(改修が必要な場合があります)
事前にお申し込みください。(お電話・メール・問い合わせフォーム)
・いつごろからか?
・どんな生活をしたいか?
・ご家族は?
・お仕事は?
・地元となじむステップ
・その他
(現調査中:25軒)
大多喜町民の方へ
空き家情報をお寄せください。住所、家主様ご連絡先、家主様の意向などお聞かせください。
また盆暮れにはお墓参りなどで帰りたいけど、普段の管理を任せたい・・・。
将来帰ってきたいので、一時的になら貸しても良い・・・。
など、様々なご希望も合わせてご相談いただければ、可能な範囲で応じさせて頂きます。
山野邉 暁さん(30代) 渡邉 綾子さん(30代) 【H24年4月より板谷地区】
<農業を始めようと思った理由>
大学卒業後システムエンジニアとして勤務していましたが、ある時期からこの仕事が自分の一生の仕事とは思えなくなってきました。
将来、まだ見ぬ自分の子どもが大きくなったとき「お父ちゃんはどんな仕事やってるの?」という問いに「おれはSEをやってるんだぞ!」と胸をはって話をしている自分の姿を想像できなくて本当に誇りをもってやれる仕事探しを始めました。
当初は子どもに関わる仕事に興味があり、週末に子どもたちと野外活動をするキャンプ団体に参加しましたが、そこで子どもたちと関わることよりも、「太陽の光を浴びながら、風の匂いを感じて、鳥や虫の音を聞きながら身体を動かし汗を流して働きたい!」
という自分の想いに気がつきました。
一方、自分が何をやりたいのかと向き合いを続けているなかで普段口にしている食べ物が美味しくなく感じはじめました。調べてみると普通に流通しているものは、農薬や化学肥料にまみれたお米や野菜、抗生物質などの薬づけの肉や魚ばかりでどこでだれがどんな方法でつくったかわからない食べ物が多いことを知りました。
美味しいものを食べたいというのは当然ながら自分自身のみならず子どもや孫まで影響があるかも知れないという不安をおぼえ身体に取り入れるものは安全なものが良いと思うようになりました。
そこで10年間勤めたサラリーマンを辞め、昨年1年間農業研修を体験し、自然のなかで土に触れながら食べ物をつくることが自分の性にあっているという感覚を得、また、農村都市交流イベントのお手伝いをさせていただくなかで、自分と同じように、安全安心な食材を求めている人々が多くいることを知り「業」として経営を成り立たせていくことも可能だと感じました。
このような経緯と経験から、農業とは、単に人間の根幹をなす食べ物を生産するだけにとどまらず、人口減少がすすみ放棄される一方の農地の維持、農村地域の活性化にも寄与し、環境に対する負荷を減らし持続可能な社会づくりへも貢献できる誇りと自信をもってやれる仕事だと感じています。